残業代がちゃんともらえるかどうか、ここをチェックしよう!
残業代がちゃんともらえるかどうか、ここをチェックしよう!
【この記事に書かれている事】
日本企業は残業が多く、その中でもお給料に一定の残業代がふく前ている「みなし残業」と、毎回計算されて残業代は払われる制度の二種類があります。今回は外国人にはあまり馴染みのない、みなし残業について説明します。
就職活動を進める中で、色々な求人情報に目を通すと思いますが、その中でよく出てくる「固定残業代(みなし残業)」という言葉。みなさんも一度は、見たことがあるのではないでしょうか。
「日本人は働きすぎだ」と言われる大きな要因でもある「残業」ですが、この「固定残業代(みなし残業)」についてしっかりと理解をしていないと知らないうちに損をしていた、なんて可能性もあるのです。
今回は、「固定残業代(みなし残業)」とは、どういった給与システムの事なのか詳しく説明していきたいと思います。
固定残業代(みなし残業)とは
一定時間分の残業代を最初から見込んで、あらかじめ給与に組み込んでいる制度のことです。もっと簡単に言うと、「毎月決まった金額の残業代が、既に月給に含まれている」という事です。
ですので、企業や職種によっては、繁忙期(はんぼうき)や閑散期(かんさんき)などによって、月々の残業時間は変わってくると思いますが、固定残業代(みなし残業)を適用している場合は毎月の残業代に変動はありません。
つまり、残業が少ない月も多い月も給与は変わらないという事になります。固定残業代(みなし残業)を導入するにあたって、企業は以下の条件をクリアしている必要があります。
1.固定残業代が含まれた給与であることを、従業員に提示すること。
(口頭の説明ではなく、求人情報や就業規則などの書面に明記が必要)
2.基本給以外の固定残業代がいくらで、何時間分の残業代であるのかという点を明確にすること。
例:「月給25万円(45時間の固定残業代(5万円)を含む)」という詳細な表記が必要。
仮に「月給25万円(固定残業代を含む)」という表記であった場合、月の残業時間が100時間以上であっても月給25万円ということになってしまいます。
労働者にとって不利益が生じやすくトラブルになる可能性も!
企業によっては、明記された規定の残業時間を超過しても「当社は、固定残業代(みなし残業)を適用しているから、別途残業代は出さない」と主張するいわゆるブラック企業も少なくないのが現状です。
しかし、これは違法です。
- 明記された規定の残業時間を超過した場合は、別途残業代の支払いが必要
- 実際の残業した時間が、明記された規定の残業時間に満たない月も、固定残業代は減らすことはできない
- 休日・深夜労働分は、別途手当てとして支払いが必要
上記の点を、しっかりと認識し、実際の給与換算が不当ではないか自己判断する事が大切です。固定残業代(みなし残業)について正しく理解をしていないと、企業の言うままに、知らないうちにに未払いの残業をさせられていた、という可能性もあるのです。
残念ながら、不当な残業により過労で心身を病むというケースも今の社会では珍しくありません。
自分を守るためにも、正しい知識をつけておく必要があるでしょう。
まとめ
給与の中に残業代が含まれるのか含まれないのかはとても大切な問題です。企業に応募する際には必ずチェックしてくださいね。
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