経理とは

会社におけるお金の動きを管理をする仕事です。収支のバランスを確認することで、利益（りえき）がどのくらいあるのか、資産の運用状況などを数値化することで、会社の経営状況を把握（はあく）しています。

経理の主な仕事

経理の仕事には、主に以下の３つがあります。

①現金の出納（しゅつのう）管理：

お金の出入りが正しくおこなわれているかを確認する作業です。

 

②仕訳業務：

出納管理の内容を、帳簿（ちょうぼ）などに記帳（きちょう）する作業です。

 

③決算：

仕訳業務で記帳された内容を、決算書という形で集計する作業です。収支のバランスを確認することが目的で、日次、月次、年次単位でおこない、年次決算は会社にとって１年間の集大成になります。

その他にも、社員が立て替えた経費の精算、請求書（せいきゅうしょ）の発行、給与計算、年末調整（ちょうせい）、社会保険料・労働保険料の計算など、経理の仕事は多岐（たき）にわたります。

経理に向いている人

会社のお金を扱う経理は、ミスが許されない責任感を強く感じる仕事です。経理の適正とはどのようなものなのでしょうか？

 

①数字に強く集中力のある人：

お金をきびしく管理する仕事なので、細かい数値をしっかりと管理する正確さが求められます。ミスをしない集中力と緊張感（きんちょうかん）をもって仕事に取り組むことがとても大切です。

 

②几帳面（きちょうめん）で整理整頓（せいりせいとん）が得意な人：

経理の仕事は毎日細かい数字を扱うので、丁寧（ていねい）に仕事に取り組める人が向いています。また書類や帳簿などをきちんと管理することも大切な仕事で、帳簿がわかりやすくまとめられている、探しているものが適切な場所に収められているなど、整理整頓が得意な人も向いているでしょう、

 

③責任感がある人：ちょっとしたミスが大きな損害につながるので、どんな小さなことでも確認をおこたらず、まじめにコツコツ取り組める人が向いています。

将来性

経理の中でも様々なキャリアステップがあり、月次決算のサポートからスタートし、頑張れば年次決算を任される一人前の経理となることも可能です。経理としてスキルアップしたい人は、日商簿記という資格を取るのがおすすめです。

 

企業の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態（ざいせいじょうたい）を明らかにする技能資格で、１級から４級までがあります。２級以上を持っていると、経理として働く上で強みになるでしょう。

まとめ

専門職のイメージが強い「経理」の仕事、イメージは分かりましたか？興味を持った方はぜひ簿記などの資格を取ってチャレンジしてみてくださいね。