大学4年生へ 最終面接の心構え・気をつけるべき点とは
大学4年生へ 最終面接の心構え・気をつけるべき点とは
これから最終面接を迎える4年生のためのアドバイスです!
目次
1.最終面接で気をつけるべき点
1.1 合格率50%って、ホント!?
日本の就職活動は、世界的に見ても特異です。まず、活動期間が長い、そして、面接回数が非常に多いです。1回の面接で“内定”を得ることは稀で、多くの場合、一次面接、二次面接、そして最終面接があります。中には、四次面接、五次面接まで行う会社もなきにしもあらず。いずれにしろ、複数回、会社まで足を運ばねば、内定を得ることはできません。
“最終面接は意思確認の場”と言われていますが、それは表向きの話。そこで落とされる可能性は50%ともささやかれており、甘い認識でその戦いに臨むのは危険ともいえます。
1.2 最終面接の二大目的
まず最終面接というのは、就活生が選考される場であると同時に、就活生が企業を選考する場でもあります。人事部が「ぜひ採用したい」と評価し、最終面接まで残った就活生の中には、複数の企業から内定を得る優秀な人材がいるはずです。たくさんの“内定”の中から、彼らはどの企業をえらぶのでしょうか?優秀であればあるほど、「うちで働いてもらいたい」と、多くが思うはずです。
そこで企業は、最終面接を自社のプレゼンの場にします。優秀な就活生に“働いてみたい”と思ってもらうために、事業のビジョンや整った労働環境などをアピールします。もちろん、就活生をふるいにかけるための“選考”も、そこで行います。雇う側、雇われる側、いずれにしても、最終面接は、真剣勝負の場なのです。
1.3 内定合否は、トップ層がキーマン
最終面接で面接官を務めるのは、多くの場合、代表取締役や常務といった重役に就く人たち。彼らは社員が成長する姿をたくさん見てきており、「自社にふさわしい人間であるか、自社に貢献できる人間であるか」見抜く目も持っています。また、最高権限者である重役たちの意見に、人事をはじめとする現場の人間は異を唱えられません。
そのため内定を得るには、最終面接の担当者である重役たちに「うちの会社で働いてもらいたい」と思ってもらわなくてはなりません。トップ層の、自分に対する魅力付けがどれくらいできるか?これが、最終面接合否の決定打ともいえます。
2.最終面接で聞かれる質問とは
2.1 最終面接のポイント
面接で評価されるのは、主に「能力・資質」「人間性」「自社への志望度」の3つ。中でも、最終面接は、「自社への志望度」に重きを置いて進められることが多いです。
2.2 問われるのは“志望動機”、モチベーションを高くして面接に臨むべし
9割の学生が聞かれているというデータもあるくらい、頻繁に聞かれる質問です。
「なぜこの会社を選んだのか?」
「どうして会社で何の仕事をしたいのか?」
自分の特性や経歴、趣味や得意とすることなどと結び付けて、オリジナルな答えを考えておきましょう。
大切なのは、深堀して考えておくということ。表面上の受け答えではなく、「Why(なぜ)」の観点から、あなたの性格や価値観、人生観までを突き詰めて問うことが狙いだからです。
あなたの考えを、あなたの言葉で言語化しておきましょう。
最終面接に臨む就活生のレベルがほぼ同じだとするなら、志望動機を答えるにしても、モチベーションの高さで他の人と差別化を図りましょう。
「自分が本当にやりたい仕事は何か?」これを明確にしておき、面接やインターン、OB訪問、或はネットから仕入れた業界の状況などの情報をフル活動させ、「・・・だから、私はこの会社で働きたい」と答えます。熱意は必ず人に伝わります。
【志望動機に絡めた質問】
・なぜ当社を受けようと思ったのですか?
・当社で、具体的にどのような仕事がしたいですか?
・同業が多数ある中で、当社を選んだ決め手はなんですか?
・もしすべての会社から内定をもらったら、どうしますか?それは、なぜですか?
・他社よりも当社を志望する動機を教えてください。
・当社が第一志望の理由を教えてください。
2.3 人と企業も相性が大事、理念とビジョンでマッチング度を図る
方向性がある程度一致しないと、夫婦や共同経営者などの人間関係を続けるのは難しいといわれます。会社と人も同じです。企業のビジョンが就活生のそれと一致しているかどうかは、長きにわたって働くうえでとても重要なことです。これはあなたが、「この会社で働くことが自分に向いているのかどうか?」を知る上でも、大切な手掛かりになります。
企業理念や方向性、事業ビジョンをはじめ、社長がどのような考えを持っているか、どのような経緯で起業し、会社をつくったのか?最終面接の前に、もう一度深く掘り下げて知っておくべきでしょう。
【理念、将来のビジョンに絡めた質問】
・当社の理念を知っていますか?
・当社の社風について、どう思っていますか?印象は?
・5年後、どのような仕事をしたいですか?
・10年後、どのような社会人になっていたいですか?
・なぜ、日本で就職しようと思ったのですか?
・いつまで日本で働こうとおもっていますか?
・将来、当社でどう活躍したいですか?
2.4 逆質問で自分をアピール
最終面接では、「何か質問はありますか?」と尋ねられることが多いようです。これは、ひょっとすると、あなたの意欲をアピールできるチャンスかもしれません。
例えば、「御社が外国人を採用するメリットは何だとお考えですか?」「今後、海外展開に注力されると伺いました。私は、3カ国語話せますので、そちらの部署に配属を希望することは可能でしょうか?」など、あなたが企業にいかに貢献できるか、あなたがいかにやる気のある人間であるかを、逆質問してアピールできるといいですね。
しかし、HPや会社案内を見ればすぐにわかることを聞くのはNGです。あなたの評価を下げてしまうことになるので避けましょう。また、YESかNOで終わってしまう質問もしないよう、問い方を変えてみましょう。
3. 最終面接で気をつけるべき点
3.1 普段から身に着けておきたいマナー
最終面接だからといって、特別なマナーがあるわけではありません。相手の目を見て話す、背筋を伸ばす、質問されたことには、明るく大きな声で答える・・・いずれも、社会人として身に着けておきたい振る舞いばかりです。日本の会社で働こうと思うのなら、普段から身に付くよう心掛けておいた方がよさそうですね。
・遅刻しない
日本人は、時間には正確さを求めます。面接においても、遅刻は厳禁です。約束の5分前には到着しましょう。万一、何かのトラブルで遅刻することになった場合、できるだけ早く
会社(採用担当者)に電話を入れます。あきらめることは、絶対にしないように。道は必ず
残されています。最善を尽くしましょう。
・受付から面接はスタート、立ち振る舞には注意を
企業に一歩足を踏む入れたときから、面接は始まっています。受付での対応ぶりもチェックされていると思って、立ち振る舞いには気をつけましょう。
面接が始まるまで控室や応接スペースに通されるケースもあります。静かに座って順番を待ちましょう。携帯電話でのおしゃべりやスマホの操作は避けたほうがいいでしょう。
・ノックしてからの入室を
入室時は、ドアをノックし、中から「どうぞ」の声が聞こえてから入室します。静かにドアを閉めたら、指定された席の横に立ちます。このとき、“立って待つ”のがポイント。着生の誘導もないのに、勝手に座ってはいけません。
・挨拶は、明るくハッキリとした口調で
面接室に案内されて採用担当者を待つ場合と、入室時、すでに採用担当者が室内にいる場合の二通りありますが、いずれにしろ、面接官と目があった時点で、正面を向いて「本日はよろしくお願いいたします」と明るくはっきりとした口調であいさつします。
・背筋を伸ばし、姿勢よく
面接中は、背筋を伸ばし、姿勢よく、軽く椅子に座ります。必ず、相手の目を見て話すようにしましょう。足を組んだりするのは慎みましょう。
まとめ
最終面接は、面接担当者に「うちの会社で働いてもらいたい」と思ってもらうことが目標です。そのためには、志望動機をどこまで深く掘り下げられるか?企業の将来ビジョンにおいて自分がいかに必要な人間であるか?それらを、熱くかたれるだけの“ストーリー”を描いて面接に臨みましょう。それらは、聞かれてすぐにこたえられるものではありません。ある程度、企業研究と自己分析の作業が必要といえます。頑張ってください。
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