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就職活動でよく使う敬語は?

就職活動でよく使う敬語は?

こんにちは
企業が留学生を採用する際、どこを見ているのか気になりませんか。
それはズバリ、日本語能力です。経済産業省が平成24年度に行った調査でも、採用時に重視する項目に「日本語能力」がトップに挙げられ、製造業で約65%、非製造業では約76%に達しました。

一般的に難しいといわれる日本語ですが、一番難しいと感じるのは「敬語」ではないでしょうか。敬語はただ単に「です」「ます」をつけておけばいいわけではありません。
今回は「敬語」をテーマに、就職活動でよく使うものをご紹介します。

よく使う敬語

以下に、面接や書類、電話など、就職活動における様々なシーンで使う敬語とポイントをまとめました。

御社(おんしゃ)と貴社(きしゃ)を使い分ける

選考を受ける会社に対して「御社(おんしゃ)」もしくは「貴社(きしゃ)」という言い方をします。これはどちらも「あなたの会社」という意味ですが、場面によって使い分ける必要があります。
「御社」は相手と直接話しているときに使う話し言葉です。面接や電話をかけるときに「御社は~」という使い方をします。
これに対して「貴社」は文章で書くときに使う書き言葉です。履歴書や志望動機を書くときに「貴社の~」と表記します。
御社と貴社は日本人でも使い分けを間違えやすいのですが、ここを間違えてしまうと「常識が無い」と思われてしまうので注意しましょう。

了解しました・わかりました

「了解しました」という表現は、自分よりも立場が高い人には使いません。「承知いたしました」「かしこまりました」という表現に変えましょう。特にビジネスにおいては、相手に対して大変失礼に当たりますので使わないようにしましょう。

すみません・ごめんなさい

「すみません」「ごめんなさい」という表現は、もビジネスでは使いません。謝るときには「申し訳ございません」を使います。面接でちょっとした言い間違いや言葉に詰まってしまったときには「失礼いたしました」とひと言添えましょう。

一人称は「わたくし」

自分のことを言うときには「わたくし」という表現を使います。「ぼく」「わたし」「おれ」「自分」といった表現は使いません。

確認しました・見ました

資料などを見たときなどは「拝見いたしました」という表現を使います。「○○を拝見して電話させていただきました」のように初めて会社に電話をかけるときにも使えますね。「拝見する」は自分がへりくだることで相手を高める謙譲語です。反対に、相手が見たことに対しては「ご覧になったとおり…」というように、尊敬語の「ご覧になる」という表現を使います。

言う

相手が言うことには、尊敬語の「おっしゃる」を、自分が言うことには謙譲語の「申す」「申し上げる」と使い分けます。ビジネスではごく当たり前に使う言葉です。ぜひ身に付けてください。

行きます

「〇時にうかがいます」などのように、相手を訪問するときは「うかがう」という表現を使います。これは「行く」の謙譲語ですが、話を聞く、尋ねるときにも使います。例えば、相手の発言に対しては、「〇〇様の話をうかがったところ…」と使い、相手に何か質問したいときには、「〇〇様におうかがいしたいのですが…」と使います。この使い分けはなかなか難しいですね。

相手にお願いをするときの敬語

相手に何かお願いをするとき、会話の頭につけることで、ていねいで印象の良くなる「クッションことば」というものがあります。日常でも使える言葉ですので、普段から言うくせをつけておくとスムーズに出てきます。

  • 恐れ入りますが、
  • 失礼ですが、
  • さしつかえなければ、
  • お手数ですが、
  • あいにく、

いかがだったでしょうか?
まずはよくつかう基本的な敬語をおぼえてみましょう。

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