選考の第一段階!グループディスカッションの攻略法
選考の第一段階!グループディスカッションの攻略法
【この記事に書かれていること】
選考の最初の段階で度々行われる、「グループディスカッション」。これは4~5人のグループで与えられた「答えのない課題」について議論を交わすものです。今回はそんな「グループディスカッション」について、その攻略法とコツをご紹介します。
目次
「グループディスカッション」についてその攻略法とコツ
グループディスカッションでは何を見られる?
最近では、グループディスカッションをはじめとするグループワークを選考手段として取り入れる企業が増えています。採用する企業側としては、一度に多くの学生を選考できる、学生側としても、自分をアピールする機会を均等に与えられるというメリットがあります。
面接官と学生が対するという図式の面接の場合、自分を良く見せたいという心理が働くため、理想的な自分を見せたり、不利なことを隠したりすることが起きがちです。これは、面接時と入社後の評価の違いにも表れ、企業側としても面接で学生の人となりを判断しにくいと考えられるようになってきました。
学生同士が対するグループディスカッションなら、学生1人1人についてその主体性を見極めやすいと注目されるようになってきたのです。
「グループディスカッション」についてその攻略法とコツ
グループディスカッションとは?
グループディスカッションとは、複数人(多くは4~5人)の応募者がグループになって与えられたテーマについて議論を交わすものです。テーマは、最近の時事ネタや新規の自社商品の開発、店舗のレイアウトについてなど、様々な意見が出やすいテーマが好まれます。テーマは当日に発表され、応募者はそのテーマについて話し合いをします。
この時応募者はそれぞれがロール(役割)を決め、ロールにそった行動をします。ロールには議論を活性化させる「司会」、意見を書き出す「書記」、時間管理を行う「タイムキーパー」を中心に、ディスカッションの流れを誘導する「監視者」、グループの意見をまとめる「発表者」などがあります。よく「一番良いのはどのロール?」と悩む学生がいますが、それぞれ自分が一番得意なロールで挑むのが一番です。役割につくよりも、どんな行動を取るかが大切です。
何を見られているの?
グループディスカッションではチームワーク、集団におけるコミュニケーション力が評価されます。自分の意見をしっかりと言えるか、そして自分と違う意見をきちんと聞くことができるのか。結論に至る過程において、どう対処しているかを見られています。
グループディスカッションのコツは?
グループディスカッションのコツは5つ
・積極的に発言している
・他人の意見を否定しない
・議題に沿った発言ができている
・協調性がある
・きちんと知識がある
の5点です。 積極的に発言するのは当たり前のことですよね。発言が無いと人事はあなたのことを評価できませんし、記憶にも残りません。焦らずにゆっくりと、グループ全員に聞こえるよう、ハキハキと話すよう心がけてください。もちろん、表情は笑顔が一番です。
自己主張だけではダメ
しかし、自分の意見だけを言えばいいというものでもありません。
自分の意見しか言わず、相手の意見を否定ばかりしていてはいい議論はできませんし、チームの雰囲気も悪くなってしまいます。
ディスカッションですから、まずは相手の話を最後まで聞きます。意見が違っても、相手を否定せず、一回「なるほど」とうなずいてから「確かにいいけど、ここをこうしたらもっといいと思う」というように、代わりの案を出しましょう。「バカじゃないの」や「ありえない」など、否定する意見はNGです。
そして、発言は議題からそれたものではいけません。ただたくさん発言すればいいというものでもなく、発言の「質」も面接官には見られています。意見を言うときも、羅列ではなく整理して論理的に伝えます。また、みんながわかりきったことをダラダラとしゃべるのではなく、議論を引っ張る発言をしましょう。
ディスカッションに必要な「知識」
正しくディスカッションを行うには「知識」が欠かせません。日頃から知識を豊富にため込んでおきましょう。特に、志望業界や企業に関するニュースをチェックは必須です。過去にどんなテーマでグループディスカッションが行われていたか情報を得たり、業界や会社研究を行ってテーマを想定したりするのも良いでしょう。友達同士で練習するのも効果的です。
空気を読むことも大切
ただ一つ間違えてはいけないのは、「ディスカッション」と言っても決して相手を論破してはいけません。「空気を読む」という言葉があるように、日本では「協調性」が重要視されます。先述した「否定ばかりしない」というのもそうですが、例えばあまり発言をしていない人がいたら、「○○さんはどう思いますか?」というように、発言を促す行動も必要ですし、他の人が発言しやすいような「雰囲気」を作り出すことが重要視されます。
これは皆さんが会社に入った時に、みんなの雰囲気を乱さず、きちんと自分の意見を言うことができるのかというものを見ています。
まとめ
いかがだったでしたか?
日本人的な「空気の読み方」は留学生の皆さんには難しいかもしれません。しかし、相手の言葉を否定しない、発言をしていない人に話を振るなど、分かりやすい「空気の読み方」はたくさんあります。ぜひ、皆さんも苦手意識を持たず、積極的に発言してみてください。
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