外国人材 採用成功事例~タイ人 製造業 エンジニア職
外国人材 採用成功事例~タイ人 製造業 エンジニア職
製造メーカー エンジニア
ポンパサワット タッパサコンさん(27歳)
タマサート大学 工学部 機械工学科 卒業
前職:製造業 機械エンジニア 2年
日本で働こうと思ったきっかけを教えてください
私は小さな頃から日本のアニメや日本の料理が好きで、日本への憧れがありました。タイにはたくさんの日系企業があるので、タイの大学で工学を学んだ後、タイの日系企業に就職しました。
働いているうちに「日本語がもっと話せたら、仕事の幅が広がるし、もっと仕事の選択肢が増える」と思うようになって、日本語を学びに日本に行こうと決めたんです。そこで読売新聞の奨学金を使って、3年間新聞配達をしながら学校に通いました。
就職活動はどのようにされましたか?
最初は、自力で普通の日本人と同じようにマイナビ・リクナビを利用していたのですが、日本人と同じ土俵で就職活動をするというのは、とても大変なことでした。
グループワークなどではどうしても外国人の私はスルーされてしまうし、たまに「タイ語が話せる人」という求人があっても、それは「タイ語が話せる日本人」の需要ばかりでした。
確かに、マイナビ・リクナビで日本人と一緒に競うのは大変ですね。他には何か利用しましたか?
マイナビ・リクナビでの苦戦が続いた後、ハローワークを頼ることにしました。書類を出したのは約30社、そのうち通ったのは10社。内定をもらったのは2社で、そのうちの一社に入社を決めました。
でも色々と話しているうちに、当初私が聞いていた内容と全然違っていたんです。タイに進出予定と聞いていましたがその話はなくなり、開発はエンジニアの仕事を希望していましたが、実際には現場の仕事しか無いことが分かりました。
そこで、また仕事を探し始めた時にNSAと出会いました。
自己分析などはどうされましたか?
NSAはもちろん、学校の先生も自己分析の方法を教えてくださいました。でも単に自分を分析してもダメで、それを会社の探している人材とマッチさせなければなりません。
「自分がやりたいこと」と「会社の事業の共通点を探すこと」を特に意識していました。
日本で様々な経験をされたと思いますが、就職活動にはどんなことが役に立ちましたか?
工学部で専門的な知識を学んだことと、タイで日系業で働いていた経験が役立ちました。また3年間、しっかりと自分の時間や体調を管理しながら新聞配達を続けた経験もプラスになったと思います。
面接官に「新聞を読んでどんなニュースが気になった?」と聞かれることも多かったです。面接のネタになったことも良かったですね。
就職活動で苦労したところは?
初めての日本での就活は、分からないことだらけでした。それまでは学校の先生かアルバイト先の人としかはほとんど話していませんでしたが、彼らは外国人に慣れていたので、私たちが分かるように説明をしてくれていたんですよね。
しかし面接ではそうはいきません。面接の回数は多いしSPIやグループワークなどもあるし、いくつもの会社を並行して受けなくてはならず、大変なことばかりでした。またそれを相談できる人がいなかったのも辛かったです。そんな中で出会ったNSAには、本当に色々助けていただきました。
それでは最後に、これから日本で仕事を探す外国人にアドバイスをお願いします。?
自分で外国人向けの求人を探すのは、とても大変だし限界があります。なので、NSAのようなエージェントをうまく活用することを絶対にお勧めします。また、企業研究や業界研究をしっかりと行って、「どんな人材を求めているか」をよく調べた方が良いと思います。
今は海外に進出している、しようとしている日本企業が多いので、外国人として活躍する場はたくさんあるはずです。新しいビザも始まるから外国人はチャンスが広がっているので、自信を持って頑張ってください。
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