2030年は中小企業が外国人社長になっているかもしれない
2030年は中小企業が外国人社長になっているかもしれない
こんにちは。株式会社ネクストステージアジア ジョブサーチジャパン(JSJ) の織田です。
今回は、2030年の未来の話をしたく思います。きたる2030年には、もしかしたら外国人が中小企業の社長になっているかもしれない、という話です。
いま、後継者不足に悩んでいませんか?
後継者の問題は、実は日本中で発生しています。日本が誇るものづくりの現場で、サービス業で、第一次産業で、人が足りてないのです。あなたの会社も、そうではないでしょうか。人が足りないし、社長になる人材なんてとてもじゃないがみつからないと。そう思っていませんか?
それなら、外国人採用を検討してみてください。優秀で、熱意があって、簡単には逃げ出さず、仕事も会社も愛してくれる、そんな素晴らしい人材がたくさん眠っています。
目次
2030年には外国人社長が中小企業のトップに?
現在、中小企業では外国人社長をみかけることはありません。外国人の方が起業して、社長に納まっていることはありますが、元から存在する日本企業で、外国人社員が出世して社長になることはないのです。
「考えてみたら、外国人だからといって社長になれないのは変だな」
そう思われるかもしれません。
しかし、そこには、実は日本の外国人雇用の壁が隠れているのです。
外国人雇用の実態①外国人労働者はすぐに帰国してしまう
外国人の労働者ときいて、最初に思い浮かべるのは、近所のコンビニで働く店員さんではないでしょうか。コンビニでレジや品だしや掃除をして、一生懸命働いている、そんな外国人店員をみかけることも多くなってきました。彼ら彼女らは、いわゆる『技能実習生』です。技能実習生とは、数年間の契約で、日本から諸外国への技術移転を狙って、実習生の身分で入国を認められた外国人です。
技能実習生は自国に技術をもたらすためという名目で、日本で働いてますので、いずれは日本に帰ってしまいます。日本の制度上そうなっているからで、せっかく日本で働いてもらって日本語を覚えてスキルが上がっても、すぐにお別れが来てしまいます。これでは社長業はできません。
外国人雇用の実態②テレビでみかける外国人労働者の実態
さらに、外国人の労働者ときいて次に思い浮かべるのが、テレビで報道されるショッキングな外国人労働の”実態”ではないでしょうか。実態といっても、極めて偏ったセンセーショナルな報道がされています。奴隷商に買われて日本にやってきて、1日十何時間も労働させられ、暴力をふるわれ逃げられず、借金だけが残って、命からがら人権センターに駆け込む・・・のような報道ばかりです。
映像で残っているのですから、技能実習生の真実の一面ではあるのかもしれません。しかし、後述しますように**『技能実習生』ではなく『高度人材』なら、奴隷商人に買われるどころか親族総出で送り出され、労働基準法を守る恵まれた条件の下、大切にされて愛されて、お金も稼げて家族を幸せにできる、そんな幸福かつあたたかな採用が実現**できます。
2030年の未来に、外国人社長が?
ただでさえ、外国人人材は誤解されています。身近なコンビニの店員さんはいつもニコニコと迎えてくれるのに、テレビでは許しがたい人権侵害が起きているように見える・・・しかし、それはどちらも外国人社長につながらない話なのです。
外国人社長とは、前述しました『高度人材』から生まれます。高度人材とは、わが国が認めた外国人雇用のありかたのひとつです。技能実習生が高卒で短期に帰国しスキルの低い仕事に従事するのに対して、高度人材は高学歴で基本的に帰国はせずハイスキルの仕事を覚えて、いずれは社長の道もありえるポテンシャル人材なのです。
高度人材は、まず短期間での帰国は基本的にしません。長期間働くことで、永住権の申請も視野にいれている存在で、長期滞在を前提としたVISAが発行されます。また、学歴も高いのでポテンシャルがあります。祖国でも十分活躍するエリート層が、あえて日本にやってきてくれるのです。日本には単純労働のためではなく、現場仕事を目指してきてくれます。日本語だって話せる人材ばかりです。運転も自由にできる免許が発行されますし、とにかく現場仕事のブルーカラー職に適任なのです。熱心に働いてくれた結果、将来(2030年)は社長に・・・ということもありえるのです。
外国人人材が現場仕事にきてくれる?
「そうはいっても、そんな魅力的な外国人人材が現場仕事に来てくれるかな?ましてやうちの会社に・・・」
と思われるかもしれません。
たしかに、日本人の若者はあまりブルーカラー職に就きたがりません。どちらかというと事務職を中心としたホワイトカラー職をのぞみ、そのために大学にいく側面があります。
しかし、外国人人材はもっともっと現地現物現場志向です。
そもそも、現場仕事のブルーカラーと事務仕事のホワイトカラーという区別もあまりなく、それがゆえにどちらがいいというワガママも持っていません。そればかりか、現場仕事で技術を身につけることは、将来、帰国して祖国で大活躍することも選択のひとつである彼らにとって、とても魅力的に映るのです。彼らの祖国は現在進行形で発展中のため、鉄骨や設計の技術を持ち帰ることは非常に歓迎されるからです。
基本的に日本に骨を埋める覚悟で来る高度人材
「ああ、やはり帰ってしまうのか」
と思われたでしょうか。
実際は、ほぼ帰国することはありません。ただ、高度人材は家族を持っているケースがほとんどですから、家族には会いに帰ります。しかし、好待遇で技術も学べて大切にされ、将来は社長になることも視野にいれている人が、簡単に投げ出して日本を総撤収して帰国してしまうでしょうか。そんなことはないと考えられます。家族がいるので粘り強いのと、恵まれた環境と、将来が拓けるので忍耐強い、それが高度人材の大きな魅力です。
受け入れる企業側も、好待遇で迎えるのですから、簡単に帰国されては困りますよね。現在の社長・創業者・日本人トップが引退したとき、安心して跡目を任せられる存在に育っていただかなくてはこちらも困るのです。よって、大切にしながらも要求レベルは高く、いたわりながらもビシビシと仕事を教えていかなければなりません。
まとめ:将来は外国人社長に!
そんな高度人材を採用して、あなたの手で育て、一緒に会社も成長させて、将来はその人材に跡目を託しませんか。そんな可能性を持っているのが高度人材です。技能実習生とはまったく異なるどころか、真逆の存在です。どうしてそんな高度人材を今まで採用できなかったのかというと、それは単に知らなかったからに他なりません。高度人材という存在が知られていなかったので、採用にもつながってこなかっただけです。
しかし、高学歴・簡単に投げ出さない・現場仕事を好む・人柄もよく一生懸命働く・日本が好き・仕事が好き・・・といった高度人材を知ったのであれば、採用したいですよね。あとは高度人材の中から、自分の会社にぜひきてほしい!という人を選ぶだけです。
将来は社長もありえる人材ですから、真剣に選考しましょう。いままで選考どころか、応募すらなかった地方の中小企業にも、高度人材はなんの偏見も持たず来てくれます。
弊社JSJでは、そんな高度人材採用のお手伝いをしています。いま、人材でお困りなら。高度人材という外国人採用を検討してみませんか?とても魅力的な人材が、海外にはたくさんおり、正規の手段で日本に入ってこようとしています。ぜひとも、そうした求職者に会いに来てください。
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